• 社会福祉法人 真生会

No.96 土粘土遊び

 今月のアートプログラムでは、土粘土を楽しみました。
 まずは、土粘土を触ってみるところから。油粘土とは違う、土粘土ならではのひんやり、そしてほんの少しざらっとした感触に親しむところからスタートです。中には、慣れない感触に、少し外から様子をうかがう子もいましたが、周囲の楽しむ様子を一緒に見ながら、時には声をかけながら、その子のペースで親しんでいく様子を見守ります。

 少し触った後には、土粘土のブロックを持ち上げてみます。見た目以上に、ずっしりとした重さ。チャレンジしても、なかなか持ち上がりません。ぐっと持ち上げることができたお兄さんには、周囲から大きな歓声と、憧れのまなざしが。持ち上げた子も誇らしげな表情です。
 土粘土の上をジャンプ。足の裏でも、土粘土の感触を味わいます。その後、じっくりと土粘土で遊びます。形を作る子、ひたすら小さくちぎって土粘土のお皿に乗せていく子、穴を開ける子、様々です。

 小市先生が、子どもたちの様子を見ながら、新しい遊びに誘い掛けます。大きい子は、ラップ等の芯でコロコロ伸ばしてみたり、丸く型抜きをしてみたり。そのうちに、テーブルに傾斜をつけた即席の坂で、土粘土転がしも。大きい粘土、小さい粘土、おにぎりの形の粘土・・・と、子どもたちが様々な粘土を転がします。小さい子は自分の粘土が転がることがうれしくて、大きい子は形によって異なる転がり方も面白くて・・・
 それぞれの楽しみ方で、じっくりと土粘土を味わえた、充実したひと時でした。