昨年4月1日にコロナのクラスターが発生したベビーホームでしたが、おかげさまで、元気に新年度のスタートを切ることができました。年度末に、第三者評価の受審を終えました。おかげさまで、白百合ベビーホームがこれまで取り組んできた養育の質の向上について、高い評価を得ました。日々の養育にあたる職員にとって、大きな自信と励みになったと思います。令和5年度も引き続き、児童福祉に資する施設として発展できるよう、努めてまいります。主な重点課題は次の通りで、関係者の皆様には、お便りにてご案内させていただいています。( No.206ベビーホーム便り 令和5年4月号 )
①今年度は、法人本部とも連携して、地域貢献を視野に入れた取り組みにも力を入れようと思っております。具体的には、併設する地域の親子の広場を通した、子育て支援事業への参加、地域の子育てネットワークとの共同事業の立ち上げなどです。 ②安全対策にこれまで以上に取り組み、BCP計画を策定することも一年の大きな課題です。法人内施設合同の委員会を立ち上げています。業務マニュアルの再整備も各部門ごとに行う予定です。 ③子どもを真ん中においた支援を施設として実現するためには、子どもの心を探求し、慮る(おもんぱかる)ことのできる職員の育成が必須だと考えています。毎日の職務の中で、お互いの対話を心掛けながら、己の洞察を深める力というものを涵養していきたいものです。人材育成体系については、全体的な見直しが必要です。外部研修任せとせず、しっかりと事例検討に取り組み、リーダーの養成を行ってまいります。いろいろと、課題は尽きませんが、子育てと一緒で、課題の尽きないところがこの仕事の面白さの本質ではないか、と嵐のようなコロナ渦中を過ぎて思っています。年度末に、新たな課題を見つけて職員とわくわくできる一年となれるよう、微力ながら努めてまいります。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
「土の恵みプロジェクト」は、冬の間も休みなく続いており、施設内の野菜たちは、元気いっぱいです。毎日、誰かがちょっとした収穫を楽しみ、楽しく食しています。