梅雨の合間を縫って、今年も春に植えたジャガイモの収穫をみんなでわいわい行いました。今年は早く葉茎が枯れてしまったため、茎から直接引っ張る「芋づる方式」ではなくて、「宝探し方式」を採択。畑のあっちこっちをスコップや手で掘り起こしました。「あ、いた!」「見つけた!」と体じゅう土にまみれてジャガイモを掘り当てます。土の恵みプロジェクトを始めた数年前は、手や服に土がつくのを嫌がる子も多かったですが、年間を通していろいろな植付けや収穫を体験するうち、ためらわず手でつかんだり掘ったり出来るようになってきて、子供たちの好奇心が逞しく育っているのを感じました。中には掘り終えたじゃがいものかごを、一緒に運んでくれる子もいて、その姿はとても誇らし気でした。
たくさん獲れたじゃがいもをつかって、今年は親子のひろばで「赤ちゃん食堂」を開催し、地域の親子さん6組といももちを作りました。はじめて会う土の恵みメンバーを前に少し緊張気味の親子さんでしたが、つぶして片栗粉とチーズを混ぜたじゃがいもをコネコネしたり、丸やハートなどのかわいい形を粘土遊びのように作っているうちに、すっかり気持ちもやわらいで、ホットプレートでこんがり焼けたいももちをみんなで美味しくいただきました。お母さんたちには、みたらしだれが大人気。やさしいいももちの匂いに包まれて楽しい交流ができました。
※ 親子のひろばにこにこパークのお写真は、掲載許可をいただいております。