• 社会福祉法人 真生会

白百合心理・社会福祉研究所

白百合心理・社会福祉研究所 SRIPSW(Shirayuri Research Institute for Psychology and Social Work)

白百合心理・社会福祉研究所とは

 1976年、社会福祉法人真生会 社会福祉研究所が、当法人初代理事長宮嵜晋によって開設されました。それ以来、特に日本の母子福祉の発展と子どものより良い発達とそれを育む環境づくりを願い、実践・実証的な研究の振興に努めてきました。その成果は、「母子研究」という学術誌として、25年にわたり継続的に発信されてきました。この学術誌は、社会学を中心とする第一線の研究者グループと、心理学を中心とするグループのリードによって編纂されてきました。その間、福祉・心理・社会学など、学際的な分野で広く活躍する研究者が育っています。

 戦後の母子の貧困に端を発する母子福祉の必要性は、時代と共にその具体的な課題は、変化しつつ、今も強く求められているところです。特に、父親を含む現代家族の課題は、尽きることがありません。

 2019年、白百合心理・社会福祉研究所は、このような歴史ある研究所の理念を継承しつつ、新たな時代のニーズの中、児童福祉を中心に置き、母子や父子の問題はもとより、広く子どもの育ちをより良いものとするための実践的研究を目指して、開設に至りました。

 皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

                     社会福祉法人真生会 理事長
白百合心理・社会福祉研究所 所長
青木紀久代

お知らせ

 乳幼児期の子どもの問題は多様であるのにもかかわらず,それに対する心理的アセスメントのツールは限られています。さらに,この時期の子どものアセスメントは,養育者との相互作用を含めた生態学的な視点が不可欠であり,単に検査結果の数字を読み取ればよいというわけにはいきません。では,どのような方策があるのか,乳幼児期の子どもの心理アセスメントについて,参加者とのディスカッションを通じて考えていこうというのがこの研究会の目的です。
 毎回,特定の心理検査を取り上げ,実際(含模擬事例)の検査結果を見ながら考えていく予定です。また,検査結果と行動観察や聴取との対応を考えることで実践的な力量を身に着けていきます。実践的な学びの場になることを目指します。
 新版K式2020,K-ABCⅡ,WISC-Vの事例をお持ちの方に発表をお願いします。事前にどのような検査経験があるのかお伺いします。なお,この勉強会は検査実施の講習会ではありません。検査が実施できることを前提に,それをいかに活用するのかを学びます。皆さま,お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

開催日時:

第1回 5/26,包括的アセスメントを考える

第2回 6/23,新版K式検査2020

第3回 7/28,新版K式検査2020とテストバッテリー/遠城寺式乳幼児分析的発達検査法

第4回 8/25,VinelandⅡと適応行動のアセスメント

第5回 9/29,WISC-V

第6回 10/27,K-ABCⅡ

第7回 11/24,CHC理論とK-ABCⅡ,WISC-V:知能検査について

第8回 12/22(変則)行動観察による社会性アセスメント

第9回 1/26,関係性のアセスメントと親の養育行動

第10回 2/23 アセスメントから支援計画へ

※いずれも19:00~21:00

開催方法 :Zoomによるミーティング

担当講師 :近藤清美 先生(帝京大学)

研究会内容 :講師の講義の後、アセスメント結果に基づく討論を行います。

申込方法 :参加希望の方は白百合心理・社会福祉研究所のメールアドレス(spsi@shinsei-kai.org)にご連絡ください。 件名は「乳幼児期の心理アセスメントを学ぶ会参加希望」として下さい。

費用 :10回 24,000円

臨床心理士更新ポイント:臨床心理士の更新のポイントを2条(4)の項目(2ポイント)で申請する予定です。また、アーカイブ視聴でもポイント取得可能です。

 お陰様で2024年3月を持ちまして、「子どもの福祉と心理第1巻」を再興するに至りました。今後は毎年度末に刊行するリズムで発信してまいります。 第2巻を、2025年3月に刊行予定です。論文投稿をご希望の先生方は、下記刊行に係る詳細を参考になさって多数ご投稿くださいますようお願い申し上げます。

(1)投稿論文原稿数は、筆頭者1 人につき1 編とする。

(2)「投稿規程」に則り原稿を作成すること。その際、抄録とキーワード(英文抄録(120   words 以内,native speaker による校閲済みのもの)と,英語のKey words(3-5 個以内)も必要)を付与すること。

(3)原稿は、Word形式、PDF形式両方を準備し、『子どもの福祉と心理』の専用アドレスjwcp@shinsei-kai.org宛に提出すること。件名は、「論文投稿の依頼」とし,氏名,所属を記載すること。

(4)提出期限:2024年12月31日23:59締切

※原稿提出後は、1週間を目途に(年始の場合は2週間を目途に)研究所事務局より、原稿拝受のメールをお送りします。2週間以上経っても連絡がない場合は、研究所事務局(spsi@shinsei-kai.org)までお問い合わせください。 その他お問い合わせがございましたら、白百合心理・社会福祉研究所HPのお問合せ(https://shinsei-kai.org/contact/)または同研究所事務局(spsi@shinsei-kai.org)までメールでご連絡ください。

白百合心理・社会福祉研究所の前身、白百合社会福祉研究所が、学術誌『母子研究』を1978年から2002年まで毎年発刊してきました。20年経った今、『子どもの福祉と心理』と改称し再興するに至りました。詳細はこちら