• 社会福祉法人 真生会

No.69 新年度を迎える支度が整いました

今月のアートプログラムでは、絵具でさくらを描きました。色々な茶色を使って木の幹を自由に描きます。その後、ピンクで桜の花を重ねます。タンポで線をつけながらの追いかけっこを楽しむ子、ポンポンと強く打ち付けて絵具がパッとはじける様子を楽しむ子。その子らしい表現を楽しみます。ベビーホームの中にも、春らしい、愛らしい桜の花が咲きました。

クッキングは、ついにカレー作りに到達。「にんじん、たまねぎ、じゃがいも…」カレーライスの歌が思わず浮かんできます。ぐつぐつ煮込む香りが、子どもたちを包み込みます。遠くからだと中身が見えないので、テーブルの周りにしっかりと集まり、深い鍋の底をのぞけるように、ちゃーちゃんが、代わる代わる抱っこして、覗き込みました。

ベビーホームのテラスは、満開の桜が見え、とても気持ちのよい場所です。そこに、新たにブランコがやってきました。大人の視点だと、ブランコを揺らしてあげて小さい子どもを喜ばせてあげるイメージになりがち。けれども、自分の手でしっかり握って、蹴って、体をあれこれ操ってこげるようになるところが、最大の魅力です。・・・子どもの”楽しい”遊びが、一番成長を促します。安全マットの鮮やかな緑に反応して、なぜかバッタが舞い降りてきました。

今月のおはなしの会も、わらべうたや絵本、紙芝居を楽しみました。子どもたちは、絵本の世界と併せて動物さんとタッチしてみたり、「づくぼんじょ づくぼんじょ」とつくしになった子どもが大人に高い高いをしてもらったり・・・わらべうたのリズムと大好きな大人との触れ合いに、子どもの心も、つくしのように、空に向かってゆっくりとのびやかに伸びていくかのようです。あれやこれや、あわただしい毎日ですが、子どもたちとの楽しい時間を大切に、新年度を迎えていきたいと思います。